BABYMETALとさくら学院に出会った

いろんなテーマで、BABYMETALとさくら学院への愛を語ります。

「Story」を描いています。 ~折り返し~

いつもこのブログの拙い文章を、そしてg.o.a.tブログで書いている『放課後、桜の基地で』を読んでくださっている皆様、ありがとうございます。物語の折り返し、第六話まで書くことができました。

 

3月1日に第一話を公開して、それまでに書き溜めてあった下書きを仕上げたり、新たに書き始めたりしてお話を繋いで来ましたが、自分の中で思い描いていたストーリーに近付けることができた部分、上手くいかなかった部分、どちらもあって、もっともっと文章を上手に書けるようになりたい、と日々思っています。

 

このお話を書き始めるにあたって、幾つか自分の中で決めていた事があります。そのうちの一つが、「出来る限り固有名詞を使わずに、描きたいものを表現する」というものでした。これは、今まではある程度できたと思っています。恐らく、渋谷・原宿という地名以外には、固有の場所や人、商品の名前は登場していないのではないかと思います。物語の舞台は架空の街でありながら、同時に読んでいる人に情景をイメージして欲しい、という気持ちがあり、オリジナルの名詞がたくさん登場する空想の街ではないけれど、同時に「どこかにありそうでどこにもない」というイメージを作り上げたいと思いました。

 

例えば、そよとさなが二人で瓶のジュースを飲む場面では、自動販売機のラインナップに、コカ・コーラ、ファンタ・オレンジとグレープ、スプライトなどがありますが、商品名は書かず、王冠のデザインでそれを分かるように書きました。雑貨店で売っている花火のビジュアルも、実際にあるものを言葉で再現できるように努力してみました。そこまで細かく伝わらなくても物語の進行には影響がないのですが、架空の世界の中で、細部を作り込むというのは難しくもあり、楽しい作業であると気付く事ができました。その他にも、意図的に現実世界とのギャップを作ったり、逆に必要以上にリアルに描いたりしている部分があったりもします。

 

一方、登場人物は例えば「そよ」、「つぐ」、「先生」、「母親」などの呼び名で、一人につき一つの名前、当て字しか用いないようにしています。主要キャラクターはひらがなで、<名前>というよりも<呼び名>であることを徹底しました。これはお話が100%フィクションであるという僕なりの主張でもあります。彼女たちへの敬意を保つためにも、あまり実際に「近付け過ぎない」ことに気を付けています。家族構成などにも気を使っています。

 

初めてのフィクションであり、なお且つファンアートであることを大前提として書いているので、不慣れでたどたどしさが目立ち、何より書くスピードが遅いのは大いに反省すべき点と思っています。ただ、今の僕の実力では、スピードは質とのトレードオフになってしまう事が明白であり、やはりこのお話は、出来得る限り自分の中で良いものを創り上げていきたいなという気持ちが強いので、読んでくださっている皆様には、どうかお許しを願えれば幸いです。

 

全十二話のうち、六話まで進み、ここからまた新たなエピソードを書いていきたいというタイミングで、僕の下書きは完全にゼロになってしまいました。今まで自分が書いた物語をもう一度しっかり読み返しつつ、いったん頭をクリアにして次に進みたいという気持ちがあり、新たなインプットも必要だと考えています。もっと登場人物の心の内を表現できるようになりたいし、短い言葉で多くを描けるようになりたいという思いもあり…。精一杯やりますが、第七話を書き上げるまでには、また少し時間を要してしまうと思います、ごめんなさい…。(今のところ、6月14日を目指して書き上げたいと思っています!)

 

いつもみなさんから頂く言葉が、書いていく上で本当に大きな励みになっています。みなさんに少しでも楽しいと思ってもらえるように、次のエピソードも顔笑って書きますので、また読んでくださったら嬉しいです。

 

よろしくお願い致します。

 

 

これまでのお話はこちらから

 

『放課後、桜の基地で』 第一章「五月」

https://burnone0513.goat.me/q3vdNvh1gk

 

『放課後、桜の基地で』 第二章「八月」

https://burnone0513.goat.me/rFn3GGwxfW