BABYMETALとさくら学院に出会った

いろんなテーマで、BABYMETALとさくら学院への愛を語ります。

「Story」を描いています。⑥

K市は今日も、外へ出ると呼吸に苦労するほどの暑さで、まさに酷暑という表現がぴったりなのですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?こちらのblogでお話の事を書くのは久しぶりになります。

 

時間がかかってしまいましたが、第八話を書き上げることができました。物語の中で、さくらベースの十二人が「とあるグループ」に出会う場面を描くことは、自分にとってとても大きな挑戦で、その場面を描いてからこの第八話まで、お話を書くのは難しいなあと改めて強く感じる日々を過ごしています。

 

自分勝手に、さくら学院のみんなに捧げるファンアートとしてお話を書き始めたうえに、彼女たちを想起させる登場人物に、ダンスをやらせようとしているわけです。しかも、楽曲は、誰よりも彼女たちが愛し、思い入れがあるはずの曲です。上手く描こう、なんていう高望みをしているわけでは決してないのですが、やはり彼女たちに失礼のないように、自分に出来る得る限り丁寧に描こう、としっかりと意識をして書き進める事が必要で、思ったよりも時間がかかり、疲弊してしまいました…。

 

物語の中で、ヒロインが、ほぼダンス未経験の子たちを率いて、この難易度の高いダンスを踊ろうとしている。では、彼女はどんな準備をして、どうやってダンスの練習を進めて行くだろうか?そう考えると、フィクションではあるものの、なるべく突拍子の無いようなものにはしたくない。Twitterのフォロワーさんにアドバイスを頂きながら、パフォーマンスが完成するまでの「地道な作業」を、自分なりに想像し、パラレルワールドの中で、違和感を最小限に抑えて表現することが出来たらいいな、と考えていました。

 

ところが、地道な作業を文章で表現しようとすると、どうしても無機質なものになりがちで、僕がこのお話の中で描きたい、十二人の活き活きとした姿が見えづらくなってしまう。準備の部分は絶対にサボることはできないけれど、一方で登場人物の心と身体の動きも表現したい。第八話は、そのバランスの難しさに苦しみ、自分の力の無さを思い知ったエピソードでもありました。次に書く第九話で、彼女たちのダンスは『本番』を迎えることになると思うのですが、「かの」の強い想いとそれに衝き動かされる十一人の姿を、今よりも少しでも魅力的に描けるように、成長したいと思っています。

 

それから、ここのところ、読んでくださった方々から、「物語に出てくる『大人たち』のスタンスが良い」という趣旨の嬉しいお言葉を、幾つか頂きました。このお話に登場する大人たちの役割はどちらかというと緩やかで、ともすればオブザーバー、というように考えて書いているのですが、そのキャラクター設定のヒントには、間違いなく森先生や職員室の先生の存在があると思います。物語に登場する大人たちと、実際にさくら学院の周りにいる大人たちでは、子供たちへの接し方は当然ながら異なりますけれども、子供たちを信じて、考えさせ、決めさせる、という基本的な姿勢が、ストーリーの進み方に多少なりとも影響を及ぼしていることは確かです。

 

実は、物語を書くのに必須な要素として、登場人物たちそれぞれに、文章の表には出てこない行動や出来事を考えて設定してあるのですが、中でも「そよ」の担任の「先生」は、彼のことを書いている文字数の割に、"裏設定" をたくさん考えた登場人物です。彼は、台詞も少ないんですけど、実はすごく色々と考えて行動しているんです。その辺りの事も、いつかこの物語が完結した後にでも、書けたらいいなと思っています。

 

 

今回のエピソードを書く大きな力となってくれた、アドバイスを頂いたTwitterフォロワーさん、またもや素晴らしすぎる挿絵をくださったKanaさん(今回の絵、ヤバくないですか?僕は震えるほど好きなんですけど…笑)、そしていつも貴重なお時間を割いてお話を読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます。物語の終盤へ向けて、心を込めて、少しでも良いものを描けるように、もっともっと顔笑ります。

 

第八話はこちら

https://burnone0513.goat.me/toXdULvqog

 

 

これまでのお話はこちら

https://burnone0513.goat.me/